開催経緯:
2023年早春、佐藤悦朗会長より「やっとコロナ禍が落ち着いてきた。岩手県・盛岡市に、歴史ある素晴らしい道場があるのでぜひ剣紫会のみんなで行って稽古したい。」と、こんな提案をいただきました。
聞けば、そこはマンガ六三四の剣のモデルにもなり、東京の旧野間道場の床を移設したことでも有名な橋市道場でした。また、盛岡はまるで富士山のような岩手山が間近に眺められ、北上川が中心に流れる美しい街で、近年は外国人観光客からも大人気になっていることがわかりました。
せっかくなら、紅葉を楽しめる時期にしよう!と、10月14-15日の開催となりました。
参加者:
今回、剣紫会からは、平井先生、佐藤悦朗会長、滝本副会長、横山先輩(13期)、清水先輩(14期)、河田先輩(17期)、井上先輩(18期)、高森先輩(28期)、関根先輩(29期)、鈴木謙吾(30期)の10名の参加となりました。
・また、佐藤会長の同期&盟友で、早稲田大学剣道同好会OBの赤澤先輩が盛岡出身とのことで今回の遠征に他の先輩方とともに4名で参加いただきました。
新明館 橋市道場の魅力:
館長の谷藤先生、そして道場の山田先生、及川先生に温かく迎えていただきました。「明治、早稲田の先生方、ようこそお越しくださいました。この縁を大切にしていきたい。」と。
橋市道場の先生方は、体幹が強く姿勢が崩れない。体の移動も竹刀の振りも早い。本物の強さがありました。
稽古後に館長先生より、(明治・早稲田からの参加者の)まっすぐな剣風を称賛いただきました。「まっすぐな勝負ができて本当に楽しかった。来年またぜひ来てください」と。
橋市道場の朝稽古:
「早朝だから仲間内でちょろっと稽古するのかな?」そんな期待は大きく外れました。
朝6時だというのに、道場門下生が15名以上集まってくる。中には県警の体格の大きい方もいる。二刀流剣士もいる。この状況は一体!?
聞けば、橋市道場は、朝稽古をメインで活動しており、驚くことに平日土日の毎日朝稽古をやっているとのこと(佐藤会長も七十七銀行盛岡支店長時代、週3日通っていたとのこと)。
豊富な稽古量をこなす地元剣士の皆さんは非常に強く、また館長先生が目指すまっすぐな剣風を体現されており、充実したお互いの稽古ができました。
鮨 重兵衛
橋市道場の先生、スタッフもお招きして、佐藤会長贔屓のお店、鮨 重兵衛で宴会。
お鮨はもちろん、地元産のきのこや松茸を使った料理を堪能しました。盛岡で人気の地酒「赤武(あかぶ)」も、お店の在庫がなくなるまで皆で楽しみました。
最後は、明治大学校歌、早稲田大学校歌を斉唱! 参加者一同で盛り上がりました!
盛岡の魅力:
・人口30万ながら、街は活気があります。若者もたくさん出歩いていました。
・歴史的な和洋建築物が残る一方で、おしゃれなリバーサイドの飲食街も新たに整備されています。中でも「材木町よ市」は、一般道を歩行者天国にしたアイデア溢れるフリーマーケット。行列ができる路面フード店が並んで活気がありました。地ビール「ベアレン」も美味しかったです。
・そして、盛岡冷麺。有名店には観光客が一杯押し寄せて入れませんでしたが、ふらっと入った冷麺店もGood。冷たいスープにも味わいがあります。さすが、盛岡の冷麺レベル高し。
・佐藤会長お勧めの盛岡蕎麦のお店「直利庵(ちょくりあん)」では、日本酒をもりそばにかけて食べる「酒そば」を堪能しました。裏メニューの中華麺(ラーメン)も美味とのこと。
・盛岡近郊の八幡平の紅葉も最高でした。カラフルな模様がすり鉢状の斜面一面に広がっていました。シーズンど真ん中でも渋滞無しだったのには驚きでした。
まとめ:
ただの観光ではなく、行った先で地元の方と稽古して知り合えることが醍醐味だと感じました。橋市道場では、非常に良い稽古が出来ました。道場の先生からも「来年また来てください」とリクエストをいただいておりますので、また企画できればと思います。